警察官採用試験に合格して晴れて正式採用となると、必ず最初に警察学校に入ります
例えば4月1日にから採用となると、辞令が二つ出ます
一つは「○○都道府県の警察官として任命する」
もうひとつは「警察学校初任科を命ずる」
という辞令です
採用となり、正式に警察官になると同時に、まずは警察学校の学生となるのです。いきなり〇〇警察署に配属とはなりません。
ただ、学生とはいっても正式な警察官です。
警察学校というのは、専門学校や職業訓練学校のような社会にある学校法人とはちがいます。
警察組織の中のひとつの部署です。
警察署や機動隊、捜査一課などと同じように異動先の一つとして考えて下さい。
各都道府県警察に必ず一つあります。
採用と同時に警察学校に入り、警察官として必要な基礎的な知識や訓練を集中的に習得することが目的です。
では実際の流れを紹介します。
採用試験に合格して、4月1日採用が決まったとしましょう。
そうすると、おそらくその1カ月くらい前には、採用前の案内が郵送されて来ます。
その内容は
4月1日から正式に警察官となること。
それと同時に警察学校に入校すること。
そのために必要な準備について
などが記載されています
このような案内が来ると、いよいよ自分も本当に警察官としての人生がスタートするんだという実感が湧いてきます。
海外旅行に行ったり、髪を金髪にしたり警察官になったらできなくなることはこの期間にすべてやっておきましょう
もう何十年後の定年までできなくなります
この入校案内を見て、来るべき4月1日に向け準備を始めます
Contents
全寮制の警察学校に入るために必要な準備
警察学校初任科というのは、完全全寮制です。
警察学校の中にある寮に強制的に入れられます。
自宅から通うことはできません。
また、入校して最初の1カ月くらいは週末でも自由に外出できません。
そのため、生活に必要な日用品から寝具、衣服などを全て持っていかなくてはなりません。
当然ものすごい荷物になります。 ちょっとした引っ越しに近いです
もちろん布団を担いで4月1日に警察学校には行けないので、ある程度の大型の荷物は事前に送ることになります。
入校案内には、必要な持参品が記載されています。
制服のインナーとして使用できる肌着は何色でこういう形状の物 それを最低何着
箸やコップにバスタオル
寮内で着ていい服の種類はこういう物。
髪形はスポーツ刈り並みに短くしてくること。スキンヘッドは不可
等など。
でもそこに書いてあるリストは、警察学校で生活していくために本当に必要最低限な物だけです
入校生全員に共通して必要な物です。
警察学校は職場であると同時に、日常生活をする場でもあります。
当然、個々人によってそれぞれに必要な物もあります。しかしその案内にはそこまでは記載されていません。
全ての人にとって初めての体験ですので、ほとんどの人が入校してから
「あれも持ってくればよかった。こっちじゃなくてあっちを持ってくればよかった」
と思うことがあります。
でも、入校してから1カ月は外出もできませんので、買い物も行けません。
ですので、最初に入校する時に自分に必要な物を充分準備していくことが必要です
といっても、入校した後に何が必要になるかは入校前に中々わかるものでもないです。
そこで私の経験から、入校案内には書いてないけど準備して持って行った方がいい物を紹介していこうと思います。
→警察学校入校に持っていく印鑑は百均などの安いものではなく、しっかりオーダーで作って持っていくべき
→警察学校に持っていくもので「寝具」は借金してでも高品質な物を持っていくべき理由
私も最初の1カ月を乗り切って、初めて自由に外出ができた時に一番したかったことは、買い物でした