同僚の離婚で見た犯罪者並みに悪質なモンスター義父母。②

Mさん夫婦は、義母が原因で別居するまでに悪化。

離婚に向かうことになりました

Mさんは急きょ単身で官舎に移り住んだ。

家具・家電を準備する時間もろくになく、とにかく引っ越しだけを先行させた。

Mさんにとって幸運だったのは、官舎を借りられたこと。

官舎だったために、前に住んでいた人の家具・家電が一部そのまま残っていたのです。

私も引っ越しを手伝ったのですが、洗濯機やエアコン、食器棚は前の住人の人が使っていたものがそのままありました。

こうしてなんとか単身の別居生活をスタートすることはできた

 

しかし、別居からわずか1か月後には、モンスター義父母がMさんの職場の警察署に乗り込んで脅しをかけてきたのです

 

理由は金を脅し取るためでした。

別居後は生活費が別々になります。

光熱費、食費、生活費が何もかも2つに分かれる。

 

別居してから最初の給料は、妻に渡していたMさんの銀行口座に全額振り込まれた。

だから、Mさんの手元にはまったくお金が入って来なかった。

これではMさんは生活できません

そこで翌月の給料については、確か6~7万円は自分の手元にある銀行口座に振り分けて入れるように手続きをした。

そうしたら、給料日当日にすぐさま妻側からメールが来た。

「6~7万円も少なくなったら、こどもと私は生活できない。すぐに減った分をよこせ」

Mさんは返信した「私も一文無しでは生活できない。家賃も含めてこれでもギリギリ」

ちなみに、Mさんの給与から換算すると、6~7万減ったとしても、妻側には20万以上は振り込まれる。

 

そうしたら、なんとその翌日

妻の両親、つまりMさんにとっての義父母がMさんの勤務する警察署に乗り込んできた

まず警察署の受付で騒ぎ立てたらしい

「地域課のMは、うちの娘と孫を捨てて逃げたくせに、生活費も渡そうとしない。生活費を払わせろ」

 

キチガイをたくさん扱う警察署でも、こんな事態は中々ありません。

職員の家族が警察署の受付で騒ぎ立てる。

この騒ぎはすぐに署長にまで報告され、Mさんの上司たちが対応させられることになった。

Mさんとモンスター義父母を署で直接会わせることはさせずに、地域課の幹部、おそらく地域課長が対応することになった。

まさか義父母から来るなんて思っていないMさんは、普通に勤務していた。

そうしたらMさんのもとに、義父母が来て騒ぎ立てている旨の連絡が入った。

私はその時Mさんの隣にいたのですが、電話を受けたMさんの顔色が真っ蒼になっていったのをよく覚えています。

モンスター義父母は警察署の応接室へ、Mさんは交番から署に戻り地域課長の部屋に呼ばれた。

 

義父母はMさんに金を払わせる約束を取り付けるまでは帰らないと言っている。

 

職場の立場につけこんだ完全な脅しです。

 

こんなものは、門前払いで追い返せばいいだけの話だと私も含めてMさんの同僚たちはそう思った。

しかしMさんにとってとても不幸だったのは、この時の地域課長は保身しか考えない典型的なダメな警察幹部だった。

この幹部は、Mさんの心情など一切無視。

とにかくモンスター義父母を早く帰したい。

そのためにこの幹部がMさんに何を言ったか。

「金を払うなら帰るって言ってるんだから払ってやれ。そうしないといつまで経っても終わらないぞ。おれにずっとこんなことやらせるのか。5万払えば帰るって言ってる。5万くらい何とかなるだろう。」

なんとMさんの味方ではなく、モンスター義父母の要望を飲めとMさんに言ったのです。

 

義父母が職場に脅しに来ただけでもショックだったMさんは、この地域課長の対応によってさらに失望&落胆させられた。

 

もう言い返す気力もなくなったそうです。

「わかりました」

こうして、Mさんだけにすべての負担と我慢が押し付けられました。

 

この時以来Mさんは、地域課長には自分の悩みの本音を一切言わなくなったそうです。

 

そして、これはとてもまずい前例を作ってしまった。

モンスター義父母はどう思ったか。

職場に脅しをかければあいつ(Mさん)は弱い。上司も弱い

 

実際義父母は、この後も離婚調停などで納得いかないことがあると、職場に来てMさんを脅していたようです。

Mさんが何度か急に地域課長に呼ばれていたのを目にしました

 

離婚調停は、確か1年以上掛かっていたと思います。

その間Mさんは目に見えてやつれていきました

 

Mさん宛てに電話が来るたびに「またあいつらが職場に来たのか」と胃が痛くなっていたそうです。

一切自分の味方をしてくれず理解もしてくれない課長は、さらにMさんの心労を悪化させていました。

結局離婚してまもなくMさんは警察官を退職してしまいました。

離婚の心労に加えて、警察組織への大きな失望が原因でした。

 

警察幹部の中には、こういう幹部だけでなく5%くらいは頼りになる幹部もいます。

部下の事情に理解を示し、自分の保身ではなく部下にとってもっともいい解決策を考えてくれる幹部も5%くらいはいます。

 

もしこの時、そういう幹部が地域課長だったらMさんは今でも警察官を辞めていなかったかもしれません。

 

それにしても、このモンスター義父母。

犯罪者と比較してもまったく引けを取らないくらい悪質な連中だと思いました。

 

結婚する際には、結婚相手の両親が正常かどうかまで気を付けなくてはいけないと思いました

今回のMさんの離婚については、本人のブログがありますので、リンクを張っておきます

離婚してこどもに会えなくなった父親のブログ

 

離婚の悩みを解決する有料マガジン




 

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