前回の記事→キスしてないけどしそうになった女性警察官のことを数年ぶりに思い出した。 続きです
新しい職場に異動してから、私はとても大変な日々を過ごしていました。
新しい仕事、新しい人間関係、いつも帰る時はヘトヘトでした
特に夜勤はつらかった。
私は元々眠気にとても弱い。
学生時代も、友人の家で集まって泊まる時も、誰よりも先に寝ていた。
だから夜勤で眠気との闘いは本当につらかった。
異動してから一か月くらい経った時、その日はその女性、仮名で玲子さんとしておきましょう、玲子さんと夜勤が一緒だった。
その夜は珍しく通報が少なく、ゆっくり待機できていた。
夜0時頃で、私はすでにかなり眠い。
ちょっとだけウトウトしたい。
そう思って、誰も来ない倉庫のような部屋に行き、椅子に座ってウトウトしようとした
椅子に座ると一瞬で意識は遠のいた。
どれくらい経ったかはわからないが、足音が近づいてくるのが聞こえてきた。
半分寝ている意識の中で、足音をキャッチした
まずい!!
寝ていたのがバレる
慌ててすぐにパソコンをいじっているフリをした。
足音がどんどん近づいてきて、パッと顔を出したのは玲子さんだった。
玲子さん「○○さん(私の名前)ここにいたんですか。ちょっとこれ急ぎで調べてほしんですけど、今できますか?」
それは私の担当の業務だった。
私「あーこれならすぐできますよ。ここのパソコンでできますからやりましょう」
玲子さん「ありがとうございます」
ここまでほぼ無表情・・。
そして私はパソコンで調べ始めた。
そうしたら彼女も一緒にパソコンをのぞき始めた。
あれ?
顔が至近距離に・・。
けっこう近いな。
一緒にモニターを指さして、あれだこれだと言いながら、彼女の欲しがっていた情報はすぐに確認できた
私「これですね。これで大丈夫ですか?」
そう言って至近距離にいる玲子さんの顔を見た瞬間だった
彼女は笑顔で
「助かりました。ありがとうございました。」
本当に始めて彼女の笑顔を見た。
しかもその初めての笑顔は至近距離だった
なんだよ、笑うことあるんだ、
しかもこんなにかわいいとは
素敵な女性の笑顔だった。
普段本当に笑わない、無表情な彼女だっただけに、その笑顔のギャップは大きかった。
彼女の笑顔を知っているのは自分だけなどという、あまりにもひどい思い込みまでしていた。
元々、細身で顔も小さくてかわいらしい感じ。
それにギャップ満点の笑顔が加わると、もうたまらなかった。
これが彼女を女性として少し意識した初めての瞬間だった
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