前回の記事→あの瞬間キスできたかなぁ。でも制服勤務中だったし。リスクあり過ぎました。
の続き。
玲子さんとお別れの時がやってきました
警察官は、定期的に職場異動があります。
私と玲子さんは、別々の職場になることになりました
あの森での出来事以来、二人で会うお誘いをしようか迷ったこともありました
しかし、職場では誘えない
勤務時間外に彼女の携帯電話に掛けるのも気が引ける
偶然に見せかけて同じタイミングで退勤して・・とか、いくつか考えました。
↑これはちょっとストーカー入ってますね
でもどれも結局考えただけで実行することはなく・・・。
異動日の直前、当直勤務員以外ほぼ全課員が参加する送別会が開かれました。
私と玲子さん以外にも異動する人はたくさんいます。
もうこの頃には私はすっかり諦めていました
「きっとこのまま何もなく終わり、異動すれば連絡を取ることもなくなるだろう。」
送別会では、彼女とは席が離れてしまい、酒席の間話す機会は一切ありませんでした
私の隣は、給料のほとんどをキャバクラに使っている独身中年巡査部長でした。
私は、キャバクラとかに全然興味がなかったため一度も行ったことがなかった。
それをこの人に言うと、「よし!、今日ここが終わったら連れて行ってやる。おごってやるからな」
先輩、職場の飲み会って一応二次会禁止ってなってますけど、まぁそんなもの守ってる人いませんよね
このままだと送別会のあと、人生初のキャバクラに行くことになりそうだった。
酒席がお開きになり、みんなが席を立って、あちこち動き始めた
私はどうしても彼女と一言話したかった
何を言いたいとかは一切考えてなかったが、
「今までありがとう」
「これからもがんばって」
何か言葉を交わしたかった。
彼女は、他の人たちと話している。
一瞬隙ができた。
足早に近づき
「今までありがとうございました。一緒に森の中探検したの楽しかったです」
と声を掛けた。
彼女はけっこう酔っていたようで、顔が少し赤かった。
「あー○○さん(私のこと)、今日は全然話せませんでしたね。私も森の探検楽しかったですよ。あ、写真撮りましょうよ」
と言って、近くにいた人に頼んで、それぞれの携帯電話で写真を撮った。
写真を撮ってからも彼女との会話は続きました。
私たちは話しながらそのまま店を出て、駅まで一緒に歩きました
私はキャバクラ先輩に見つからないように必死に気を付けながら、彼女と駅まで歩いた。
先輩には悪いけど、私にとって優先すべきは人生初のキャバクラよりこっちです
駅までの間、私は
「よかったら、コーヒーでも飲みませんか」
と、言おうかどうかずっと悩んでいた
駅は目の前だったため、すぐに改札前に着いた、
ここから先は、行先は別々だ。
彼女の行先は長いエスカレーター。
私は乗らない。
エスカレーターの前で私たちは一度立ち止まった
「じゃぁお疲れ様でした。明日も仕事なんですよね。」
「うん、お疲れ様でした。また明日職場で」
彼女はエスカレーターに乗ろうと、足を踏み出しながら顔だけ私の方へ振り向いた。
「あーあ、○○さん(私のこと)私のこと好きだと思ってたのに」
言うと同時に、彼女はエスカレーターに乗って上がっていった。
一人でエスカレーターを上がっていった彼女の後ろ姿は今でも覚えている
細身でセミロングで、グレーのスーツに黒のコート。
私は・・。ただ見送っていた。
何も言えなかった
言いたいことは明確にわかっていた。
今の私からその時の私に何か言えるなら
「追いかけて行ってはっきり言えよ」って言います
でもその時の私は何も言わず追いかけることもなくてただ見送っていた
数日後、異動になり彼女とは別の職場になった。
その後彼女と連絡を取ったことはありません。
きっと今でもどこかで立派に勤務されていると思います。
ほとんど笑うことなく。
異動から数年後、彼女のLINEアカウント画像が、かわいい赤ちゃんの画像になっていました。
私がいた時に同じ職場にいた男性と結婚したと聞きました。
彼女との話はこれで終わりです
デートもしてない、手も繋いでません。
勇気を出すべき時に出していたらどうなっていたか
今となってはわかりません
彼女が酔った勢いで言ったことなのか、彼女の本心はどうだったのかもわかりません。
先日、あの森の前を数年ぶりに通過して思い出した話でした。
あの森はあの時のまま変わらない姿でした
数年前、この森の中であんなことあったなぁと思い出しました
思い出したのでブログにしてみようと思いました
こんなに長く続くとは思いませんでした
久しぶりに彼女とあの時撮った写真を見てました
顔を赤らめて、でもとても女性らしいカワイイ笑顔をしています
今回は数回に渡ってちゃんと最後まで続きました
実は、このブログを見てくれている方が「途中で終わっちゃうこと多くないですか?読む方は楽しみに待ってるんよ。」と言ってくれたのです
ブログを見てくれている方から本当に力をもらっています
今回は、デートもしてないので、大した話はありませんでしたが、それでも毎回コメントをしてくれた方々ありがとうございました。やる気の源になっています
今回のことを思い出したら、久しぶりに恋愛をしてみたいと思いました
こんな感じで私は恋愛には奥手でした
女性警察官との恋愛、もうひとつの話はこちら↓
警察学校の時に好きになった女性警察官⇒警察学校で好きになった女性警察官
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