前回の記事→DV夫から逃れるため2歳の子と家出をした女性。彼女のケースから離婚に必要な情報を掘り起こす
彼女は家を出た後、生活保護を受けなければいけないほど経済的に困窮しました。
我が子以外何もかも失った状態になりました
離婚交渉を有利に進めるため必要な証拠もすべて置いてきてしまった。
そのため証拠があれば取れたはずの慰謝料も取れなかった
そうなってしまった原因は何か
何も準備しないで別居を始めてしまったことです
離婚を決意するまで離婚の準備を何一つしていなかったからです
離婚は決断する以前に頭によぎる時があるはず。その時から準備だけはしておく
彼女が家を出ようと決断したのは、家を出た当日でした。
でも、彼女の中ではもっと以前から「もしかしたらやっていけないかもしれない」と思ったことが何度もあったはず。
別居や離婚を完全に決意していなくても、将来そうなるかもしれないと頭によぎったことはあったはずです。
しかし、その時点では具体的に何もしなかった
まさか実際にそうなるとは思っていなかったのか、思ってはいてもしなかったのかはわからない
どちらにしても何もしておかなかった
後から振り返ると、頭によぎった段階からできる準備だけはしておくべきでした。
そうすればあそこまで悲惨な状態で別居を始めることにはならなかったはずです
離婚をまだ決断していないのに準備を始めることは、心情的には難しいかもしれません。
まだ心は揺れ動いている時です
もしかしたらまだ仲良くやっていけるかもしれない
仲良くやっていけるならそうしたい
そう思いながら、別居や離婚に必要な情報を集めるのは心苦しいかもしれない
自分を冷酷な人間と思うかもしれない。
でも、その時点から準備しておかないと、彼女のように別居後に大変な苦労をすることになります
離婚を決断する前から準備だけは早く始めておいた方がいい
私は彼女のケースからそう思います
準備しておいたけど、離婚しないで済んだならそれはむしろいいじゃないですか
別居の準備がムダになったら、それはむしろいいことなんですから。