別居の準備とは具体的に何をしておけばいいのでしょうか
DV夫から逃れた女性のケースでからやっておくべき準備を挙げると
Contents
①別居後の当面の生活資金(ストック)を作っておく
②稼ぎ方(フロー)を身につけておく、または就職先の目途をつけておく
③離婚や別居について情報を集めておく
④証拠の保全(暴力、浮気、育児や火事への姿勢など、離婚裁判になった場合、自分の主張を裏付けられるもの)
①と②は経済的準備になります
③について知っておけば、別居後に生活費を一切渡さない夫に対しての手段や、そもそも請求できるものなのか、など経済的に有利に離婚争いを進められることにもなります
④他の①~③とちがって、取り返しのつかないものもあります。
準備もせずに別居してしまうと悲惨な生活に陥る可能性があります
最悪の事態を想定して準備することが必要
別居前に当たり前だったことが継続できると思ってはいけません
それまでと同じ感覚で「夫婦だったんだからこれくらいお願いすればやってくれるだろう」などと思ってはいけません。
壊れた夫婦間の感情は想像以上にひどいものです。
やってくれて当たり前のことをやってくれなくなります
彼女のケースでは
相手が飢え死にするかもしれなくてもお金を渡さない。
別のケースでは
こどもがパパのことを大好きであっても、こどもと父親を会わせようとしない
やって当たり前のことすらしなくてなります。
そのため、最低限のことすらしてもらえなくなるかもしれないことを想定して準備しておく必要があります
そこまで準備してからでないと別居を実行してはいけません。
正し、身体や生命に危険がある場合は即刻警察へ
暴力で身の危険や命の危険を感じる場合は別です
その場合は、躊躇することなく警察に通報して対応してもらって下さい
いくら経済的な負担が心配だからといっても、身を守ることの方が大切です
彼女が利用したような施設もあります。
しかし、そこまでの差し迫った身の危険がないのであれば充分に準備してから別居を実行しましょう
準備は早ければ早いほどいい
準備には数か月かかるものもあります
限界まで我慢して、耐えきれなくなってから準備を始めては遅いです
「もしかしたら離婚するかも」
それが頭によぎった時点で、準備を始めておいた方がいいでしょう
次回以降、①から順に必要な準備とは何かを見ていきます。