こどもに会えなくなった場合に知っておくべきこと。

別居や離婚を機に、こどもに会えない、会わせてもらえない。

これで悩み苦しんでいる親はすごく多い。

このような場合どうすればいいか

こうならないためには事前に何をしておけばいいか

知っておくべきことをすべてまとめます

こどもと会えなくなった場合どうすればいいか

こどもの親権者、またはこどもと同居している親(同居親)が会わせることを拒否してきた場合

この場合、自分だけの力でこどもと会えるようにするのはかなり難しいです

家に押しかけたり、連れ去ろうとしてトラブルや警察沙汰に発展するケースもあります。

しかし、そういったことでは事態は好転しません。

むしろ、ますます会えなくなってしまいます。

どうすればいいのか

正しい方法があります。

夫婦どうしで解決が難しいと思ったらすぐに裁判所に相談して下さい

とても力になってくれます

別居している親子がきちんと面会することについて、裁判所はかなり肯定的・積極的に協力してくれます

私の知り合いの例では、半年にわたってこどもを会わせることを拒んでいた母親が、裁判所の説得によってこどもと父親を面会させたケースがあります。

 まずは裁判所に面会交流調停の申し立てを行う

面会交流調停とは何か

裁判所のページ⇒面会交流調停

このページで書かれているように、この調停は離婚や別居によって会えなくなった親子を適切に会えるようにするものです。

親権者(同居親)「会わせたくない」

親権者でない親(別居親)「会わせろ。」

この対立の合意点を見つける調停です

ただし、この調停で大切なことは、夫婦の事情だけではなく、こどもの気持ちなどが重要な要素になります。

こどもの年齢や状態、それまでの親子関係なども重要な要素になります

そういった要素を総合的に考慮して

・面会をすべきかどうか

・面会すべきなら、会う頻度や時間、場所、方法はどうするか

こういったことを決めます

 

面会調停は夫婦が合意に至らない場合審判になります

調停で話し合ったが、親権者がどうしても面会に同意しないなど、最後まで合意できなかった場合は審判手続きに移行します

審判とは、裁判の判決と同じように裁判官が結論に決着をつけるものです

「親権者(同居親は)は毎月2時間面会させなさい」

「面会は認められない」

などの審判が出されて、その内容は強制力を伴います

両者とも従う義務が発生します

もし従わなかった場合、強制執行ができるようになります

必ず何らかの結果がでるのです

 

裁判所は基本姿勢は、こどものためには親子の面会は行うべきという考え

裁判所は、離れて会えない親子が会うことにはとても肯定的です

正常に会えることがこどもにとっていいことだと考えています

そのため、特段な事情がない限り、親権者側が拒否しても審判では「面会させなさい」という結果になることが多いです

 

では、特段な事情とは何か

例えば

こどもを虐待した過去がある

こどもを会わせると連れ去る危険性がある

などの理由です

これほどの理由がない限り、面会は行うべきというのが裁判所の基本姿勢です

 

親権者のただのわがままによる面会拒否は認めない

そのため、親権者(同居親)側が以下のような理由で面会を拒否しても裁判所は認めないという審判を出すことが多いです

例えば

・夫婦同士の関係が悪いから会わせたくない、

・相手と会いたくないから会わせたくない

こういった理由でこどもと会わせることを拒否しても、それは夫婦の関係であって親子の関係ではないのだから、子どもには会わせなさいと言うことが多いです

 

親権者(同居親)の中には、離婚(別居)相手が憎いから嫌がらせのためにこどもを利用しようという卑怯者がいる

離婚や別居は夫婦間の感情が悪化している場合が多いです

相手が憎い

相手が苦しむこと、困ることをしてやりたい

そうだ、こどもと会わせなければ苦しむだろう。

こういう身勝手な理由から、こどもを会わせないという卑怯な親権者がいるのです

中には、金を払わせることと交換条件に出してくる汚い親権者もいます

私の知人(男性)の例ですが

離婚前に別居して母親がこどもに会わせなくなった

会いたいと連絡を続けたところ、仕事中の職場にこどもを連れて現れ母親はこう言った

「こどもには会わせた。別居中の金が足りないから金をよこせ」

彼が「これはこどもとの面会とは言えない。金と交換条件にするものではない」

と言ったところ

「彼の上司に会わせろ」と要求した

翌日にはこの母親の親が職場に来て、「こどもに会わせたんだから金をよこせ」と彼の職場で騒ぎを起こした。

こういうひどい親権者までいるのです。

こどもを交渉の道具に利用しているのです

彼はこの後すぐに裁判所に面会調停の申し立てをして、2か月後にはこどもに会うことができました。

 

調停をすればこういった身勝手な理由で面会を拒否することはできなくなります

裁判所はそのような身勝手な理由による面会拒否は認めません

親子関係さえよければ、基本的には面会させなさいという審判を出してくれます

 

調停・審判で面会できるようにするためには、親子関係が良好である証拠を取っておくこと

親子関係さえ良好であれば、裁判所は面会させるべきと考えます

調停で面会させるべきと裁判所に思ってもらうには、自分がこどもと良好な関係だったことを証明する必要があります。

それされできれば裁判所は自分の味方です

面会が実現できるように親権者を説得しようとしてくれます

そこで必要になってくるのが、こどもと離れ離れになる前に、こどもと過ごしていた時の親子関係を証明できる証拠です

こどもがあなたと楽しそうに遊んでいる写真や動画などがあればいいでしょう

こういった証拠は別居する前に確保しておく必要があります。

別居して会えなくなってからこういった証拠を手に入れようとしても難しいです

必ず同居中、または会えている間に使えそうな証拠は確保しておきましょう。

なお、裁判や調停で効果的な証拠写真の取り方については別記事で詳細に説明します

 

卑怯な親権者の場合、裁判所にウソをついてくることもあります

例えば、あなたはこどもに暴力を振るう親、こどもが恐がるような親

だから面会はできない

こういうウソを言ってまで面会を拒否しようとする親権者もいます

もちろんあなたは拒否するでしょう(それが嘘であれば)

しかし、お互いの言い分だけでは裁判所はどっちが真実がわかりません。

そこで判断のもとになるのが証拠です

こどもがあなたのことが大好きなことがわかる動画や写真、

とても虐待している親には思えないような証拠

これを裁判所に提示できれば、この親子は面会すべきという方針にもっていくことができるでしょう

 

裁判所はここまでやってくれる

親権者が離婚した相手に会いたくない、などの理由を持ち出してきた場合、

裁判所職員が面会に立ち会ってくれたり、裁判所の中の部屋で面会を行うことまでやってくれる場合もあります。

裁判所職員が立ちあってくれることは大きな意味があります

それは会わせようとしない親にウソの言い訳をさせない威力があります

こどもを会わせようとしない親が使う言い分として多いのが

「子供や私に危害を加えそうで怖いから」

「こどもを連れ去られそうで恐いから」

です。

本当はそんなことを絶対にするはずがないとしても、こどもを会わせない口実としてこう言うことが多いのです。

他にも

「こどもの精神状態によくない」

とか、いろんな理由で面会を拒もうとします。

しかし、裁判所の職員が立ち会ってくれれば、このような言い訳は通用しません。

「裁判所の職員が立ち会うんだから安全です」

こう言われれば「子供や自分の身が危ない」などとは言えません

だから、裁判所職員が立ち会ってくれることはすごく大きな助けになるのです

私が実際に見た例

離婚前に別居した夫婦、離婚調停中

母親と子供(2歳)が同居

父親が別居。

父親はこどもにとってはいい父親で、こどもも父親が大好きだった。

しかし、別居後、母親はこどもを父親に会わせることを一方的に拒否。

再三にわたる父親からのお願いを拒否・無視し続けた。

父親は離婚調停の中で、こどもに会えないことについても調停委員に相談した。

裁判所は、母親に会わせない理由を聞いた。

母親は「夫と顔を合わせるのが恐い」「こどもを連れ去れるかもしれない」

などと理由を言った。

しかしその父親は、DVもしたこともなく、こどもにとってはとても優しい子煩悩な父親だった。

裁判所は、母親の言っている理由は、父親と子供の関係を絶つ理由にはならないと判断。

母親に父親と子供を会わせるよう説得。

裁判所職員が立ち会うことによって

・子どもの受け渡し時も妻と夫は顔を合わなくて済む

・こどもを連れ去られる心配はない

・場所も裁判所の中の部屋で、裁判所の職員が立ち会う

ことを言うと、母親はついに諦めて、こどもと父親を面会させた。

このように、裁判所はかなり協力してくれます。

ただし、過去にこどもに対して虐待や暴力などの行為があった親に対しては別です。

あくまで、こどもにとってふさわしい親なのに子どもと会えない場合です。

 

このように裁判所はかなり協力的です

こどもに会えずに苦しんでいる人はすぐに裁判所に相談しましょう。

こどもに一日でも早く会いたいなら、裁判所に協力してもらうことです

力ずくや脅しをするよりも一番いい方法です





コメントを残す