警察の労働環境はブラックか ①休日でも心休まる時がない

ブラック勤務対処術

非常招集の時だけじゃない。休日に襲来する職場からの電話

警察官だった時に、特に嫌だったのが休日に掛かってくる職場からの電話でした

こいつは本当にいつ来るかわからない

デート中、深夜の熟睡中、こどもに絵本を読んでいる時、

中でもひどかったのが、新婚旅行から帰国して、空港で荷物受け取りを待っている時に掛かってきた時もありました

あれは、完全に私が帰国する瞬間を狙っての電話でした

しかもその要件がこれまたひどい・・・

休日でも、新婚旅行中でさえも職場と完全にオフになれないんです

心労で病になる職員が多いわけです。

 

あの空港での電話は今でもよく覚えています

本当に楽しい旅行で、最高の気分で帰国。

機内では携帯電話の電源を切っていました

空港で荷物受け取りを待つ間、携帯電話の電源を入れた直後でした

着信が鳴り、画面にはもっとも見たくない「〇〇署」の表示。

正直無視しようか迷った。

しかし、電話に出ないことで自分に不利益が発生する場合もある。

電話に出ると

「あーやっとつながった!帰国した?」

直属上司の警部補でした。

どうやら私が電源を切っている間、何度も掛けて来ていたようでした

 

警察官の場合、旅行の詳細な日程は上司が完全に把握している

警察官は旅行に行くにもいちいち職場に許可を取らなくてはいけません

休日にどこで何をするかに許可がいるんです

私の新婚旅行も、事前に署長にまで決裁通して許可を取っています

その申請には、旅行の詳細なスケジュールをつけなくてはいけません

全日程について、どこに行くのか、どこのホテルに泊まるのか、ホテルの連絡先、どの航空会社の何便で何時に着くのか

 

だから、職場は私が何時頃帰国するのかは完全に知っているわけです

それで、待ちきれずにさっきから電話を掛け続けていたとのことでした

 

新婚旅行中に電話してくるくらいなんだからよほどの要件だと思うのが正常な感覚だけど

新婚旅行です。

人生でも特別な時間なはずです。

いくら警察がひどい体質と言っても、よほどのことがない限り邪魔されない時間であっていいはずです

堂々と申請を出して得た旅行中の時間です

それをわかってて電話してくるか?

なるほど、そこまでして電話して来るってことは、よほどの要件なんだろうな。

まさか被疑者不明の殺人事件でも発生してて今から出勤して来いとでも言うのか。

思いっきり不機嫌な声で言った

「今帰国して空港で荷物待ってるとこです。こんな時にまでどうしたんですか?」

「そうなんだよ、そろそろ帰国する時間だと思ってさっきから掛けてたんだよ。おれも課長から早く電話しろってうるさく言われててさ。電話しろって言われても海外ですよって言ってたんだよ。ははは。あれ、明日まで休み取ってたっけ?」

「(はははじゃねぇよ。何もおかしくねぇよ)はい、明日まで休みとってます」

「悪いんだけど明日来てくれ。1時間くらいで終わるから。要件は・・・」

「新婚旅行で休み取ってるんですけど」

「それはわかってる。でもおれも仕事でやれって言われちゃってるからやんなきゃいけないんだよ。すぐ終わるからさ。午前中に来てくれ。そうしたらおれもすぐ帰れるから」

 

電話を切った後、隣で見ていた妻さんが私の顔を見て言いました

「すっごい恐い顔してる」

 

これが新婚旅行から帰国直後の空港でのことです

気分ぶち壊しもいいところです

電話が掛けてきただけでも非常識ですが、申請していた帰国翌日の休日に職場に行くことになりました。

あ、この休日出勤、もちろん残業代なんて出ません。

交通費すらも出ません

 

くだらない要件のために申請した休日に私は職場に行きました

 

これほど人のプライベートをぶち壊してまで押し付けてきた要件とは何か

詳細は書きませんが、ほんっとうにくだらないことです

事件事故の発生で非常招集とかではありません

大災害が発生して人員が足りないとかでもありません

 

私が職場に行ってやったこと

それは上司と10分話して、職場が職員のプライベートを把握するために収集している書類に署名押印すること。

その書類を集める期限がその日までだったようです

 

だったら事前に旅行前にやればいいんじゃないの?

そんな書類あと一日遅らせたって支障ないんじゃないの?

そんなことお構いなし組織です

 

キラキラして最高に楽しかった新婚旅行の最後の最後についてしまった汚らしい思い出です

 

警察官て大変でしょ?

嫌な思いするのは自分だけじゃありません

 

それでもやってらっしゃる方たちは、仕事への誇りが相当高いんだろうと思います

それとも我慢しながら続けてくしかないと思っているのか

 

私は、こういうことが重なり、「一生こうやってストレスためていくのか」と思いました

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警察内でのパワハラの実態。警察官になりたいなら知っておくべき

 

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