警察官になりたい、将来の夢は警察官
そういう人たちからたくさん質問や悩みが来ます
その中でも、多かった悩みや不安についてまとめてわかる記事を作っていきます
まず、今回は「体力や身体能力がないと警察官はやっていけないの?警察学校の訓練はついていけないの?」という不安から。
まず結論から
よほど低い人でなければ全然大丈夫です
その根拠は
毎年一万人以上が普通にこなしているんだから、です
もし警察学校のトレーニングが、特別優れた体力のある人しかこなせないものであったら、毎年一万人以上も卒業できないでしょう
この一万人という人数はかなりザックリです。実際はもっと多いと思います
一万人として根拠について短く記載すると
警視庁だけネットで確認したのですが、警視庁だけで平成29年は2000人採用と出てました
2000人採用して、警察学校を途中で辞めちゃう人が10%だったとしても(これはかなり多く見積もってます。実際は10人に一人も辞めません)1800人が卒業している。
警察学校は全都道府県にあります。47ですね
警視庁はその中でも警察官の数はダントツに多い。
でも、他の46の都道府県をすべて足せば一万人は確実に超えるでしょう。
というのが一万人以上とした根拠です
もっと正確な数字を知っている人がいたら教えて下さい
とにかく毎年一万人以上の人が、警察学校でのカリキュラムをこなして卒業しているわけです
それだけの人が普通に卒業できるんです
ということは、特別優れた身体能力を持った人でなければ卒業できないわけではないということです。
毎年一万人以上ができることなんですから、少なくとも標準程度の体力・身体能力があれば充分できるということです。
詳しくはこちら⇒警察学校のことが本当にわかる有料マガジン記事に記載してありますが、警察学校を途中で辞める人で、訓練・トレーニングが厳しくてついていけないから、という理由の人はほとんどいません
辞めたい理由は別の理由が多いです
体力や運動能力でいえば、中学や高校でクラスの中で下位5人とかに入ってなければ十分大丈夫です
以上の理由から
体力的に優れていないと警察学校ではついていけないの?
に対しての答えは
中学や高校でクラスの中で下位5人とかに入ってなければ十分大丈夫
ということです。
もっと具体的に、どのような訓練をどのくらいの負荷までやっているのかまで知りたい方は↓こちら↓を読んで下さい
・でも待って!そもそも採用試験で体力が優秀な人だけを選んでるんじゃないの?
こう思う人もいるかもしれません
そんなことはないのですが、でも仮にそうだったらなおさら安心じゃないですか。
体力のない人はそもそも警察官にはなれないということですから
ちなみに、体力が優れている人だけを選んでいるかどうかについて。
これも結論としては、「よほどひどい人間でないかを選別する程度」です。
確かに、警察官の採用試験では、体力検査のようなものがあります
どんなことをやるか。
腕立てや腹筋などの本当に簡単なものをちょろっとやるだけです
短距離や長距離を走ったり、跳んだりなんてことまでやりません
私の時なんかはグランドすら使いませんでした。
受験者控室に使われていた会議室で、机と椅子を端に寄せて行いました。体育館のような場所すら必要としません
時間も30分もやらなかったと思います
腕立てや腹筋だって、100回とかまで要求されませんよ
30回とか50回なんて、よほどひどい人でなければできるでしょう
あ、女性はまた基準が異なるはずです。
つまり、採用試験の段階でそこまで体力が優れているかまではみていないということです
あいまいな言い方になりますが、最低限、標準並みであるかどうかです
だから、警察官採用試験に合格して警察学校に入る人は、誰もがかなり体力的に優れている人ばかりということはありません
警察学校卒業後はどうなの?警察学校以上の厳しい訓練はするの?
警察署の警察官見てどう思います?
誰もがよく目にする交番やパトカーの警察官見てどう思います?
すべての警察官が消防官のような引き締まって鍛えられた体してますか?
そういう警察官もいますが、ひどいメタボ警察官もたくさん見かけませんか?
犯人が走って逃げたら絶対追いつけないよね?っていう警察官たくさん見かけませんか?
もし、警察署の警察官たちが必ず厳しいトレーニングをしているのであれば、そんな警察官いるはずないですよね
これでほぼ答えはわかったと思いますが、警察学校を卒業してから継続して厳しい訓練をするようなことはほとんどありません。
警察署の警察官は毎日捜査や通報に追われてそんな時間ないんです
自分の体力維持をどう保つかは各自のプロ意識です
唯一例外が機動隊
機動隊は頻繁にトレーニングや訓練があります
それでも警察学校の時ほどはやれません
SATやレンジャーなどの特殊部隊は、ひたすら訓練とトレーニングですが、それはごく少数の例外的な存在です
警察署勤務で激務に追われて運動できなかった人が、機動隊にいる間にいい体つきに戻ることがあります
いいトレーニングができてとても健康的。それが機動隊です
逆に体力に自信がなくて、そういうのが嫌いな人は機動隊に行かないようにすればいい。
昔は警察学校卒業したらまずは全員機動隊という時代がありました
しかし今は、卒業後は交番です。
そのため機動隊に一度も入ったことがないという人もいます。
最後のまとめ 警察官は人並み以上の体力や身体能力がなくても大丈夫
体力が低くて少し大変な思いをするのは、警察学校の時と機動隊の時です
長い警察官人生で警察学校と機動隊にいる期間なんて、ほんのわずかです
人並みの体力と健康体であれば充分やっていけますよ
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