警察官の勤務形態① 交番警察官などに多い「三交代制」

元警察官@motokeisatuです

警察官は部署や配属先によって勤務形態が二つに分かれます

3交代勤務

日勤勤務

ふたつです

今回は3交代勤務とはどのような勤務形態なのかについて

交番や留置管理課のように24時間365日、常に一定数の人員が勤務している体制の勤務形態です。

夜間帯や土日祝日であっても人員が減るわけにはいかない部署です。

3交代というのは、3日に1回、朝から次の日の朝までの24時間勤務がローテーションとなります。

例えば、ある警察署の地域課の交番勤務員の人員が30人いたとして、それを10人ごとの3グループに分けます。1部(10人)、2部(10人)、3部(10人)とします。

3つグループでどんな勤務ローテーションになるかというと、

例えば4月1日の朝9時から1部の10人が勤務日だとします。

1部の勤務員は2日の朝9時まで交番勤務を行います。1部のこの日を当番日といいます。
そして2日の朝9時をもって、2部の10人と交代します。2部が当番日で1部は夜勤明けまたは非番日と言います。
そして、翌日の3日は1部が休日で2部が非番日、3部が当番日となります。
そしてよく4日がまた1部の当番日となります。

このように当番日、非番日、休日の3日間ローテーションを繰り返していくのが3交代勤務という形態です。
地域課の交番やパトカー、機動隊や留置管理などで多い勤務形態です。

年末年始やゴールデンウィークは一切ありません
この3交代勤務は、曜日や祝日に関係なくひたすら3日間のローテーションですので、祝日が一切関係ありません。

なので、ゴールデンウィークだろうが、年末年始だろうが一切関係なくひたすら3日間のローテーションの繰り返しです。

自分で有給休暇の申請を出して当番日に休みを取らない限り、永久に連休はありません

しかし、警察では有給休暇を取得することは、怠けることで反組織的な行為とみなされます

大晦日に当番日が当たれば交番や現場で年越しをすることになりますし、元旦に当番日に当たれば、元旦の朝から勤務となります。

夜勤明け(非番日)の残業について

非番日というのは、朝の9時で勤務時間は終了(署によって8時半だったり9時半だったりちがいはあります)ですが、ではその終了時刻を持ってすぐに仕事から上がれるわけではありません

夜勤明けで、そのままその日の夕方頃まで残業になることばかりです。

当番中に事件事故が多発して一睡もできずに夜勤明けを迎えて、しかもそのまま夕方とかまで寝れずに仕事をしていると頭がズキズキしてきます。
車の運転なんて半分寝ながらするので、ヒヤっとしたことも何度もあります

なぜ勤務時間が朝9時で終わりなのに、実際には夕方まで終わらないことが多いのか

例えば1部から2部への交代時間が9時の場合、極端な話、8時59分に発生した事件事故は交代前の1部に取り扱い処理の責任があります。

処理が短時間で終わる物損事故や自転車盗難などならいいのですが、空き巣などの侵入窃盗、または逮捕事案などは、処理が終わるまでに最低でも数時間は掛かります。
侵入窃盗の場合、現場での捜査活動が終わっても、そこで記録して現場状況をすべて正式な捜査書類に作成する必要があるのですが、この書類作成にはまた数時間(慣れていないと5時間以上掛かるものあります)

このような何時間も要する仕事が交代時間前に発生したり、また、交代時間前じゃなくても、事件事故が続いて勤務時間中にやる時間がなかったりすると、それらはすべて夜勤明けの非番日にやらなくてはいけません。
なので夜勤明けで夕方まで掛かったりすることが多いわけです。

私も当番日の交代時間がせまって朝の7時頃になると、
「頼むからもう何も発生しないでくれ」
と必死に祈っていました。

もうこの時間に入ると、110番指令で自分の署が呼ばれただけでドキドキです

特にそれまで事件事故が少なくこのままいけば今日は早く帰れそうな時は、ほんとうに残り時間祈るような気持ちです。
交代時間まであと30分、あと20分、あと10分と心の中でドキドキしながらカウントダウンしていきます。

しかしそんな時でも事件事故は容赦なく襲ってきます。
交代直前に
「変死の通報」
「盗難空き巣」

などが入った時には、
ものすごい落胆とともに、夜勤明けに楽しみしていた予定はすべて台無しになります。

処理が終わるまで時間が掛かる変死や逮捕事案などが入ると、夜まで掛かることもあるので夜勤明けの日の夜の予定さえもつぶれることがあります。

事件事故の発生の少ない警察署であれば、夜勤明けも午前中で勤務が終わって翌日も休みなので、1,5日休みのような生活になるので忙しくないところであれば悪い勤務ではないかもしれません。

しかし事件事故の多い署だと、夜勤明けは非番ではなく丸一日勤務日になるので大変です。

通報対応がない留置管理とかであれば、帰宅できる時間が大幅に変わるようなことはそんなにありませんが、3交代勤務であまりそのような業務のところは少ないので、ほとんどが110番通報や事件事故の発生次第ということになります

今回は3交代勤務の勤務体系についてご紹介しました

もうひとつの勤務形態「日勤勤務」についての記事はこちら→警察官の勤務形態② 「日勤勤務」

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