警察官は危険が多そうな仕事だけど、やっぱり付き合ったら大変なのかな?と思っている女性へ。
私が付き合っていた彼女が感じた警察官特有の心労の例を紹介します
私が交番勤務の時、当時付き合っていた彼女にとても心配をかけたことがありました。
しかも、私自身がそれをまったく知らないというレアなケースでした
彼女は、「本当に怖かった、神様は信じてないけど本気でお願いした」と言っていました。
その日は交番で夜勤でした。
夜中の3時頃から仮眠に入り、起きたのが6時半頃。
目を覚まして携帯電話を見ると、当時付き合っていた彼女からメールが来ていました
しかしその内容が意味不明。
「ねーちがうよね。お願いだよ。絶対いやだよ」
これだけでした
送信先間違えたのかなと思いましたが、それは間違いなく私に送信されたものでした。
おれなんかやらかしたかな
とか
ほぼ同棲していたので、家の中で何かまずいものでも見つかったしまったのか
とか
なんだろう?と思いながらも返信する時間もなく、すぐに仕事にもどりました
交番の執務室にもどると、早寝だった上司がこう言いました
「事故の人亡くなったらしい。かわいそうに」
事故の人とは何か
私が仮眠に入る1時間くらい前、深夜1〜2時頃
私の勤務する署の周辺で、交番警察官がバイクで走行中、交通事故に遭って重症という無線が流れていました
大丈夫かな?と思いながら私たちは仮眠に入りました
そしてどうやらその方は、私たちが仮眠の間に亡くなってしまったようでした
実は警察官の殉職事故でもっとも多いのが交通事故です。
実はこの殉職事故。
彼女から来ていた意味不明なメールと関係していたのです
私が仮眠から起きる直前に、どうやらこの殉職事故がすでに報道されていたようでした
彼女は早朝にテレビでその報道を見た
「今朝未明、〇〇県〇〇市で交番バイクを運転中に事故に遭った警察官が死亡しました」
場所は私が勤務している署の近く
事故で亡くなったのは交番警察官
それを見て慌てて送ってきたのがあのメールだったようです
「ねーちがうよね。お願いだよ。絶対いやだよ」
つまり、事故で亡くなったのが私だったら絶対いやだよ、という意味でした
報道では亡くなった警察官の氏名まではわからない
そういうことだったのかと気が付いて、すぐに自分ではないことだけ返信しました。
後でその報道を見た時のことを彼女に聞きました
真っ青になったそうです
心臓がバクバクして息が苦しくなったと言っていました
出勤前のメイクをしてる途中だったのに体が動かなくなったと言っていました
署に電話して確認したいとすら思ったそうです。
完全に動揺している中、主語も何もないあのメールを送ってしまったと言っていました
彼女の気持ちを考えるといたたまれなくなりました
家で一人で報道を見て、詳細はわからず、それ以上の情報はない
私から返信が来るまで恐かっただろうなと思いました
警察官のような仕事をしている人と付き合う人特有の心労かもしれません
大変ですね
彼女が想ってくれるその気持ちは嬉しかったし、申し訳ない気持ちにもなりました
彼女から、「私が心配していると思わなかった?」と聞かれて
「ごめん、その時気持ちよく眠ってた」
と言ったら、
「もー!こっちは気絶しそうなくらい恐かったのに」と言われ、抱き合ってそのままいつもより盛り上がったプレイができました。

コメント