小学生に持たせる防犯ブザーはどれがいいのか、元警察官が本気で選んでみた

こどもを犯罪や事故から守る

こんにちは

子どもが小学校に入学するから、初めて防犯ブザーを買おうとしたら、あまりに種類が多くてどれにしたらいいかわからないと悩んでる保護者の方

元警察官の私が「子供に持たせるなら絶対にこれが一番」という防犯ブザーを紹介します

 

また、↓こんなふうに考えいる人にも読んで欲しいです。

・防犯ブザーなんてどれでも同じ

・どうせ使うことなんてほとんどない

・価格が安い物をもたせておけばいい

 

そう考えてる人もこの記事を絶対に読んで下さい。

考え方が変わるはずです。

 

この記事では、私が子供に持たせる防犯ブザーを選んだ際の考え方と、実際にどの防犯ブザーを持たせるべきかを紹介します

防犯ブザーは適当に安物で済ませていい物ではない

何百件という犯罪を取り扱って来た元警察官として、子どもに持たせる防犯ブザーに対する考えがあります。

それは、防犯ブザーは適当に安い物を持たせるべきではない、ということです。

なぜなら、自分の命よりも大切な我が子の生死に関わるかもしれないものだからです。

親にとって、我が子の安全以上に大切なものはないはずです。

たった数千円をケチったことで我が子の生死が分かれてしまったとしたら悔やんでも悔やみきれません。

 

子どもが被害者の犯罪は日本中で毎日のように発生している

平成最悪の幼女連続殺害事件はご存じでしょうしょうか?

宮崎勤という変態凶悪犯が短期間の間に次々と幼女を誘拐して殺害した事件

こういう幼女を狙った変態凶悪犯は今でも日本中にうじゃうじゃいます。

今年だけも数多くの事件が発生しています。

具体的に事件を知りたい方は以下のキーワードで検索してみて下さい

小林義雄

民進党の小川勝也参議院議員の長男小川遥資

これらは警察が認知して、報道された事件の一部です。

実際には被害者が警察に通報していない事件、報道されていない事件がたくさんあります。

警察の認知件数よりも、認知できていない隠れ事件の方が多いかもしれません。

つまり、自分の子どもが被害に遭う恐れは充分にあるということです。

自分の子が被害に遭うことはないだろう

自分の子は大丈夫

そう思うのは間違いです。

あなたの近所にも間違いなく変態凶悪犯は潜んでいます。

そんな犯罪者たちから、子どもを守るためのアイテムのひとつが防犯ブザーです

【防犯ブザーとはそもそも何か】

危険な時に、大音量を鳴らして周囲に異常を知らせて助けを求める物です。

 

【防犯ブザーを初めて購入する機会でもっとも多いのが小学校入学】

小学校入学までは子どもが単独で外を出歩くことはほとんどありません。

幼稚園や保育園に子どもだけで通園させることはないですよね。

常に保護者と一緒のはずです。

だから、防犯ブザーを持たせる必要もありません。

しかし、これが小学校に入ると一変します。

子どもだけで通学するようになります。

一気に危険が増します。

保護者の目が届かない時に犯罪者に狙われるようになるわけです。

だから、小学校入学のタイミングで防犯ブザーを購入することになります。

 

【子どもに持たせる防犯ブザーを選ぶときのポイント】

防犯ブザーって種類があり過ぎて、どれにしたらいいのかわからず悩みませんか?

全部を比較したらキリがないくらいあります。

必ず押さえておくべきポイントは以下の3点です。

①使用した時の防犯効果

②視認性(目立ちやすさ)

③使いやすさ

 

① 使用した時の防犯効果

これは何よりも最優先すべき項目です。

そもそも防犯ブザーを持つ意味がこれです。

防犯ブザーを使用する時は、子どもの生死に関わる場合もあります。

では、効果が高いかどうかは何で判断するの?

・音量が85デシベル以上

防犯ブザーには音の大きさがデシベルという単位で表示されています。

目安になるのは85デシベルです。これより数値が少ない防犯ブザーはやめておきましょう。音が小さくては周囲に気が付かれにくいです

・どんな音が鳴るのか

使用した時にどんな音が鳴るかも製品によっていろいろです。

私が一番いいと思うのは、サイレン音だけでなく、「助けて!」などの人の悲鳴や言葉を発してくれるものです。

サイレン音よりも悲鳴の方が確実に防犯効果は高い

多くの防犯ブザーでは、「ピーピー!」といった大音量のサイレン音がなります

しかしサイレンだけでは現場が見えない人にとってはなんの音かわかりません

ピーピー鳴ってたって、工事現場がうるさいなぁくらいに思われてしまうかもしれません

あなたが家の中にいたところ、外でピーピー鳴っている音が聞こえてどう思いますか?

「何の音?うるさいなあ」

「車のセキュリティが誤作動かな」

と思って、わざわざ外に出て確認なんてしないですよね。私もしません

つまり、サイレン音だけでは、こどもが危険な状況に遭っているということを知ってもらうことができないのです。

言葉で「助けて」であれば、近くで誰かが困っていることだけは伝わる

その点、人間の声で「助けて」という言葉であれば、現場を見えない位置から聞いている人でも、とりあえず何かあったんだということがわかります。

サイレンよりは誰かが来てくれる確率はかなり高まります。

 

人は本当に恐い時は悲鳴を上げることもできなくなります。

特に子どもはどうしていいかわかりません。

そんな時、とにかくこれを鳴らせばいい、ということだけ教えておけば助かる可能性は高くなります。

このような理由から、サイレン音だけでなく、人の悲鳴や言葉も発してくれる防犯ブザーにすべきなのです。

 

② 視認性(目立ちやすさ)のよさ

防犯ブザーの効果は、音を鳴らした時だけではありません。

携帯していることが見えるだけで、防犯効果があります。

防犯ブザーを付けている子と付けていない子であれば、犯罪者は付けている子を避けようとするでしょう。

警察官が携帯しているけん銃や警棒も同じですが、持っていることが周囲にわかりやすいかどうかも防犯効果として重要なのです。

そのため、防犯ブザーを携帯していることが一目でわかる目立つ製品にすべきです。

 

③ 使いやすさ

子ども自身が一人で使用するものですから、使いやすいかどうは重要です。

防犯ブザーは製品によって鳴らし方が異なります。

例えば

・ストラップを引っ張るタイプや

・ボタンを押すタイプ

などがあります。

ボタンを押すタイプのものでも

一度押せば鳴りっぱなしになるものと、

押している間だけ吹鳴するものもあります。

いずれにしても、子どもが恐怖で平常心を失っている時でも簡単に使用できるものにしておく必要があります。

 

以上、この3つが防犯ブザー選びをする際に絶対に必要な項目です。

他にも、

・価格

・使用する電池の種類

・デザイン

などのちがいはありますが、これらはあくまで「ついで」です。

どんなに電池コストやデザインがいいものでも、①~③に優れていない防犯ブザーを持たせては持たせる意味がありません。

 

私が実際に選んだ防犯ブザーはこれ

何十個もの防犯ブザーを比較した結果、この防犯ブザーに絞られました

「サイレン音」だけでなく「悲鳴」が鳴り響く

この製品は、使用した時に「サイレン音」だけでなく、「助けて~」という人間の悲鳴が大音量で鳴り響きます

実際に使用した時の動画はこちら⇨ウルトラボイサーの使用動画

 

これはこどもに持たせるのに一番いい防犯ブザーです。

こどもに限らず女性も必ずひとつ持っておくことを強く強くおすすめします。

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防犯ブザー購入後、渡すだけでなく想定訓練を!

防犯ブザーは持たせておけば安心というものではありません。

犯罪被害に遭った時、防犯ブザーを携帯していたのに使えなかったというケースがよくあるのです。

いざという時に使うためには、子どもと充分な確認が必要です。

 

なぜ犯罪に遭っているのに使用されない場合があるのか。2つの理由があります。

(1)子どもが防犯ブザーを使用すべき事態であることを認識できなかった。

又は、認識したが使用できなかった。

(2)機械的な原因で使用できなかった

 

(1)防犯ブザーが使われるには、子ども単独での判断力と行動力が必要

実際に私が取り扱った事件で、小学校低学年の女の子が下校途中に、犯罪者に下半身を見せられ触らされるという事件がありました。

その女の子は防犯ブザーを携帯していたのですが、使用していませんでした。

 

なぜか。

その子は自分が犯罪行為に遭っているとは認識できていませんでした。

そのため、被害に遭った際、今が防犯ブザーを使用すべき時という認識がなかった。

その女の子にとっては、知らないおじさんに嫌なことをさせられた、という認識しかなかったのです。

 

防犯ブザーを使用すべき時は、子どもが単独でいる時です。

使用するかどうかの判断は子ども自身に掛かっています。

大人が「今使いなさい」なんて助言はできません。

子どもが使うべきかどうか判断できる必要があります。

これが第一のハードルです。

 

第二のハードルは、使わなきゃと判断できたとしても使えるかどうかです。

防犯ブザーを使用すべき時というのは、子どもが恐怖で震えているような時です。

その時、大きな大人を目の前にして使えるかどうかです。

目の前の大人が恐くて使えないかもしれないし、手が震えてしまうかもしれません。

 

この2つのハードルを乗り越えないと、せっかく持っていたのに使用されなかったということが起きてしまいます。

 

必要なことは想定訓練をしておくこと

「何かあった時に使うんだよ」、などという抽象的な表現では、子どもには意味がありません。

「何かあった時」とは具体的にどんな時かを、明確に伝えておく必要があります。

私は、身体に触れられたら無条件で使用すべきと子どもに伝えています。

また、実際に捕まれたり、腕を引っ張られた時など、いろんな行為を想定して実際に訓練をしました。

このように、実際に被害に遭った時を想定してシュミレーションしておかないと、せっかく持っているのに使われなかったということになってしまいます。

 

(2)【メカニカル(機械)的問題】

故障と電池切れ

防犯ブザーは普段まったく使わない物です。

存在すらも忘れられがちです。

そのため、実は故障していたり電池が切れていて使えない状態でも気が付かないのです。

これは、絶対に点検を忘れない仕組みを決めておきましょう。

「気を付ける」なんていう精神論ほど当てにならないものはありません。

どんなに忘れっぽい人であっても絶対に忘れることがないような仕組みを決めておきましょう

例えば、我が家では毎月10日は動作を確認する日と決めています

 

 

【防犯ブザーができることと、できないことを確認しておく】

防犯ブザーができることは、音によって周囲に異常を知らせることだけです。

警察官が携帯しているけん銃や警棒のように、物理的に相手を撃退する能力はありません。

そのため、防犯ブザーが効果を発揮するためには、音が聞こえる範囲内に助けてくれる人がいることが条件となります。

 

・人通りの少ない道は通らない

周囲に人がいないところでは、防犯ブザーはまったく役に立ちません。そのことを子どもにまずしっかり伝えましょう。

では、どうしたらいいのか。

防犯ブザーを使用した時に気が付いてくれる人がいるような場所を通るように言っておきましょう。

 

防犯ブザーをなるべく使用しなくて済むような対策も確認しておきましょう。

 

子どもも親も苦しめる子どもへの犯罪。

それを企んでいる凶悪犯が今もどこかに潜んでいます。

子を持つすべての保護者は充分な対策をして、そのような犯罪者から大切な我が子を守りましょう。

 

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