警察官になりたいと思っている人。
警察官になるにはいくつか条件があります
その条件を全て満たしていないと、採用試験を受験できない、あるいは受験しても絶対に合格できません。
もし、それを知らずに先に受験勉強を始めてしまい、いざ受験となってから知ったということになれば、その時間と労力は完全なムダになります
そこで今回は、受験勉強を始める前に先に確認しておくべきこと4項目を紹介します
自分はそもそも警察官になれない人ではないのか、確実に確認しておきましょう
こちらのページ→警視庁警察官の募集ページ
を例に確認していきましょう。
各都道府県によって、若干のちがいがあるので、必ず受験を希望する各都道府県ごとに確認して下さい
Contents
1 年齢条件
年齢の上限と下限があります
上限は35歳未満
下限は17歳以上
つまり、35歳になってしまった人は試験を受けられない
16歳以下の人は、17歳になってからでないと試験を受けられない
このような年齢制限があります
35歳未満という上限については、全国すべての都道府県警察で共通のようです。
16歳以下の人は、試験に向けての勉強を始めるのは問題ないでしょう。
今後年齢を重ねていけば受験できるわけですから
35歳以上の人は、どれだけ勉強しても、どれだけ努力してもまったくのムダです。
今後の人生において、警察官になれる可能性は絶対にありません
勉強を始める前に確認すべきひとつめの項目はこの年齢制限です
2 学歴
試験Ⅰ類は「大学卒業または卒業見込み」「大学卒業程度の学力」
Ⅲ類は「高校卒業または卒業見込み」「高校卒業程度の学力」
となっています。
つまり、最低でも高校卒業の学歴がないと受験はできません。
中卒の人は受験できません。
これがふたつめの確認事項です。
しかし、中卒だからと言って諦めるのはまだ早い
学歴は年齢オーバーとはちがって、諦める必要はありません。
なぜなら変えられるからです
中卒の人で、警察官になりたいと思っている人は、今から高校卒業の資格をとればいいのです
え?今から16歳とか17歳のこどもたちと高校に通学なんてできないよ。
と思うかもしれませんが、それも大丈夫です。
今は、通信制高校などがたくさんあります
通信制高校は、通学して教室で授業を受けることをほとんどしなくても卒業できます。
だから、10代の子どもたちと一緒に教室で授業を受けたり、体育をしたり、修学旅行に行ったりする必要もありません。
また、自宅でできる課題も多いため働きながら卒業することも充分可能です。
しかも、これから高校に入学することは実は大きなメリットがあるんです
それは、高校の授業がそのまま警察官試験の受験対策になるということです
警察官試験の学力試験の問題は、高校の授業でやる内容から出題されるのです。
いわゆる、国語、数学、英語、理科、社会などの教科です。
授業を受けて学力を身につけることが、高校卒業資格と、警察官試験対策というふたつの享受を同時にあなたにもたらしてくれるのです
むしろ、これから高校に通う人の方が有利といえるかもしれません
「自分は高校は卒業していないから警察官にはなれない」
そんな理由であきらめている人がいたら、それは間違いです。
ぜひこれから通信制高校などを利用してほしいです。
高卒の資格と受験対策のふたつを同時に得られるなんて、一石二鳥過ぎると思いませんか
採用試験の面接で、そこまでして高卒の資格をとってまで警察官になりたかったと思いを伝えることもできます。
通信制高校なんてどれにしたらいいかわからないという人も大丈夫です。
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いずれにしれも、中卒のままでは受験はできませんので、自分の学歴は受験資格を満たしているか確認してから試験勉強を始める必要があります。
3 身体条件
こちらの→警視庁警察官の募集ページ
の下の方には身体条件についても記載があります
男女別の条件と、男女共通の条件があります
男女共通事項では、視力や聴力、色覚や疾患などの条件があります
男女別の条件には身長と体重があります
男性は、おおむね身長が160センチ以上、体重が48㎏以上
女性は、おおむね身長が154センチ以上 体重が45㎏以上
「おおむね」というあいまいな表現が使われています
ボーダーラインぎりぎりの人は不安で困惑しますね
身長159センチの男性は迷いますね
計測の仕方、計測する機器によって1センチくらいは変わりことはありますからね
自分で勝手に諦めることはしないで、必ず各警察本部の人事担当に問い合わせてみましょう
しかし、身長150センチの男性や身長140センチ代の女性は無理でしょう。
自分の身体がこれらの条件をすべて満たしているかどうか、必ず先に確認しておきましょう
必死に勉強してきたのに、実は身長が足りなかったなんてなったら悔やんでも悔やみきれません
これが3つ目の確認事項「身体条件」です
4 身上条件(身上調査)
身上条件とは、警察官になる者としてふさわしくない過去の経歴や思想がないかどうということです
例えば、あなたには過去に犯罪で検挙されたことはありませんか?
例え自転車盗や数百円の万引きであってもです。
もしそういう過去があるなら、あなたは警察官になることはできません
犯罪歴だけでなく、他にもいくつかふさわしくと判定される事項があります。
さらに、あなただけでなくあなたの身近な親族のもそういう過去や経歴はないですか?
例えば、父親が昔暴力団員だったとか。
そういう場合も同じです
これが身上条件です
ネット上には、この身上条件(身上調査)については、かなりデマ情報が出回っています
「身上調査は参考程度で合否の決定要因にはならない」
「水商売や風俗で勤務していた過去があると合格できない」
↑こんなとんでもないデマが平気でいろんなサイトに掲載されています
こういうデマ情報は困ったものです
こういうデマを信じて、自分は大丈夫だと思って合格を目指して努力してしまう人が出てきてしまいます
逆に、諦めなくていいのに自分は無理なんだと諦めてしまう人も出てきてしまう
身上条件に引っ掛かると合否判定の決定要因になります
身上条件で引っ掛かると、どれだけ高得点をとっても合格になることないのです
どういったことが不適格事項として引っ掛かるのか
犯罪歴の他にもいくつかあるのですが、ここでは詳しくは述べられません。
いずれにしても勉強を始める前に必ず確認しておかなければいけないことです
自分では知らずに何度受験して必ず不合格。
そんな人が実際にいます。
そんな悲惨なことにならないよう、気を付けましょう
これが最後の4つめの確認事項です
以上のように、警察官になれる人にはいくつか条件があります
高卒の学歴や体重は努力で変えることは可能です
しかし、努力では変えられない条件もいくつかあります。
その条件に引っ掛かってしまっている人はどれだけ勉強しても無駄な努力に終わってしまいます
勉強してから気が付いたという悲しいことにならないように、勉強を始める前に確実に確認しておきましょう。
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