警察官採用試験の面接でもっとも重要な志望動機。他の受験者に差をつけるためにまずはやるべき2つのこと

警察官になるには(警察官志望者へ)

どんな仕事でも、採用面接で必ず聞かれるのが志望動機

警察官であれば、「なぜ警察官になりたいのか」が志望動機です。

面接官がもっとも知りたいところで、合否判定に大きく左右します

しかし、実際考えようとすると志望動機はかなり難しい。

考えれば考えるほど、自分のことなのによくわからなくなってきませんか?

なぜ自分は警察官になりたいのか

なんとなくはわかるけど、それを順序立てて言語し、相手にわかりやすく伝えるとなると、これがかなり難しい

そこで、志望動機を考える上でまず必要なことを2点に絞って考えてみましょう

一点目は、警察官になって何をしたいか

二点目は、そう思った理由

 

志望動機で悩んでいる人は、まずこの2点から考えてみましょう

まずはこの2点がしっかり固まらないと、面接で合格する志望動機はできあがりません

逆にこの2点さえ固まれば、そこに細かいことを付け足したり、逆に不要な部分を削ぎ落したりするだけです。

志望動機で悩んでいる人は、この記事を読んで、まずはこの2点から固めてみて下さい

1 警察官になって何をやりたいのか

志望動機を考えるうえで、まずはこれが必ず必要です。

といっても、以下のようなものではダメですよ

困っている人を助けたい

犯罪者を捕まえたい

これでは漠然とし過ぎです。

他の受験者に差をつけたいのであれば、もっとより具体的な仕事を挙げられるようにしましょう

例えばどんなものがあるか

・白バイやパトカーで交通違反を取り締まりたい

・鑑識係になり、犯罪の証拠を収集したい

・交番で市民の身近な存在としていろんな困りごとを助けたい

 

これくらい具体的な業務を決めておく必要があります

当然そのためには、ある程度警察官の仕事内容を知っておく必要があります

警察官の仕事内容についてはこのブログでも紹介してますので、こちらも見てみてください ⇒警察官の仕事内容まとめ

 

まずは、警察官になって何をしたいのか、具体的に明確に絞り込みましょう

これが決まることで

「なぜ警察官になりたいんですか?」という質問に対して

「はい、白バイ隊員になって交通違反を取り締まりたいからです」

という、簡潔明瞭な回答ができます。

まずはこれです

 

実はこれができない受験者が多い。

半分以上の受験者が、

「なぜ警察官になりたいのですか?」という質問に対して

「私は大学時代運動部でキャプテンとして・・うんたらかんたら、、、チームワークを学びその経験は警察官として生かせることができるので・・うんたらかんたら・・・」

などという、面接官からしたらすぐにでも面接を打ち切りたくなるような朗読を始めるんです

面接は自分がしゃべりたいことをしゃべる場ではありません

相手が聞きたいこと・知りたいことに答える場です。

 

そんな勘違い受験者ばかりが続く中で

「白バイで違反取り締まりをしたいんです」

「刑事になって逃亡している犯罪者を捕まえたいんです」

と言えれば、それだけで「お、他の受験者とちがうな」と大きな差をつけられます

まずは、自分が警察官になってやりたい仕事を具体的に明確に絞り込みましょう

これがひとつめの「警察官になって何をしたいか」です

2 その理由は何か

一点目で決めた仕事をやりたいと思った理由です

「白バイで違反取締をしたいです」

と答えれば、当然面接官はこう聞いてくれるでしょう

「なぜそう思ったのですか?」

これでいいんです

 

面接とは会話をする場でコミュニケーションの場

お互いの会話のキャッチボールをする場です

多くの受験者が勘違いしているのですが、面接は受験者が一方的にべらべらたくさん演説すれば合格するものではありません

でも、そういう誤解をしている受験者がたくさんいる

とにかくたくさん話すことが高評価になる

詳しく話すことが高評価になる

 

まったく間違いです

あえて面接官がさらに質問したくなるような答えがいいんです

そうすれば、質問が生まれ受験者と面接官のコミュニケーションが成立します

 

話をもどしますが、

「白バイで交通違反を取り締まりたいから警察官を志望しました」

と言うと、まず間違いなくこう聞かれるでしょう

「なぜそう思ったのですか?」

面接官からしたら当然知りたいことです

 

これに対して、何て言うか。

目的と手段をわけて考える

例えば、

白バイによる違反取り締まりというのは、手段であって目的ではないですよね

あくまで取締りは手段であって、目的は交通事故を減らすことです

交通事故が絶対起きない社会であれば、違反取締なんていう仕事は必要ないんです。

このように、手段と目的をわけて考えてみて下さい

鑑識が証拠収集するのは手段です。目的は裁判で確実に有罪を立証するためです

このように、警察のどんな仕事においても、手段となる活動には目的があります

まずは、あなたがやりたい警察の仕事の目的は何なのか

これを明確にしましょう

「なぜ白バイをやりたいの?」

「なぜ刑事になりたいの?」

と聞かれて

まちがっても「テレビドラマで見てかっこいいと思った」なんて言ってはいけませんよ

その仕事の社会的使命は何なのか

これを考えてみましょう

それがわかれば

「交通違反を取り締まることで、交通事故を減らしたいからです」

と言えるわけです。

 

そうすると、さらにこう聞いてくるでしょう

「なぜ交通事故を減らしたいと思っているのですか?」

ここからです

ここからがあなたオリジナルの志望動機になっていく部分です

 

あなたがそう思ったきっかけが何かあるはずです

社会的な情勢や、あなた自身の身の回りに起きた過去のエピソードなど、自分の力で事故を減らしたいと思った理由があるはずです

それをわかりやすく、ポイントだけ抑えて簡潔に言えるようにしましょう

 

では、面接で志望動機を聞かれた際の流れを最初から再確認していきましょう

面接官「あなたが警察官を志望するのはなぜですか?」

あなた「白バイ隊員になり交通違反を取り締まりたいからです」

面接官「なぜ交通違反の取締りをしたいのですか?」

あなた「交通事故を減らしたいからです」

面接官「自分の職業としてまで交通事故を減らしたいと思うのはなぜですか?」

あなた「それは・・・」

となっていくわけです

 

なので、志望動機で悩んでいる人は、まずはこの記事で紹介した2点について明確にはっきり決めるようにして下さい

 

警察官試験の面接について、さらに詳しく準備したいという方は、こちらの記事も必ず読んでみて下さい

・警察官採用試験の面接対策。警察に「この人を採用したい!」と思わせる回答の仕方(一部有料記事)

この記事の最後の「それは・・・」の部分は、どう考えればいいのか

志望動機についてどこまで固めれば完結になるのか、そのための方法や、警察官試験の面接でよく聞かれる内容、答えに悩む質問集などについてまとめてあります

 

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