これまで120人を超える人に購入していただいた警察学校のことが本当にわかるnoteマガジン。
これまで有料で販売してきましたが、より多くの人、特に警察官を目指す若い人に読んでもらいたいとの理由から、一部を除きブログで無料公開していくことにしました。
今回はその第一話となります。
「あっ、あった」
その日は警察官採用試験の最終合格者の発表の日。
私は実家のパソコンで、ホームページに掲載された合格者の受験番号を確認した。
平日の午後で、私以外は誰も家にいない。
パソコンの画面に飛び飛びで並んでいる番号の中に、確かに自分の受験番号があった。
そっか受かったか、自分は警察官になるんだな
特に大喜びするわけでもなく、なんだか淡々とそんな感じだった。
もちろんこの結果を望んでそれなりに努力はしてきた。
でも受かったら受かったで、気が重くなってきた。
警察学校ってすごく理不尽なところだと聞いたことがある。
警察官のような危険な仕事、自分には大丈夫だろうか。
面接試験まで受けておいて、今さらそんな気持ちになっていた。
最初に連絡したのは、中学の同級生と当時の彼女。
中学の同級生は、すでにこの時警察官5年目。
専門学校を卒業してすぐに警察官になっていた。
大卒で別の仕事をしていた私よりも早く警察官になっていた。
私が警察官を目指した大きなきっかけになった友人でもある。
合格したことをメールで伝えると、とても喜んでくれた。
一方彼女のからの反応は、、、あまり喜んでくれるものではなかった。
この時彼女がどんな気持ちでいたのか、その本音を知るのは数か月先のことだった。
彼女がどう思っていたのか
警察学校に入ってから彼女とどうなったのか
については、こちら → 警察学校に入るとほとんどの人が恋人と別れてしまう理由。それを防ぐために知っておくべきこと ← の有料noteになります
この時の私には、彼女の微妙な反応の理由はわからないままだった。
彼女としても、その本音は私に言いずらいものだった。
父親や母親には、帰って来てから伝えた。
それから、約一週間後。
警察本部から郵便物が届いた。
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