防犯ブザーを持ってたことで命が助かることもある

防犯ブザーについて、いくつかの視点から書いてみます。

まず、

防犯効果として実際に意味があるのかどうか。

状況によっては大いに効果があります。

実際に防犯ブザーを使用したことで、危険な状況から逃れることができたという実例も見てきました。

夜の10時頃、路上を一人で歩いていた女性が二人組の男に車に連れ込まれそうになった際、持っていた防犯ブザーを使用したところ、犯行を中断して逃走したという事件に対応したことがあります。

未遂で終わったので、性犯罪目的なのか強盗などの財産犯だったのかはわかりませんでしたが、 もし車内に連れ込まれたら、間違いなく未遂ではなくなんらかの犯罪被害を受けていたと思います。

これは防犯ブザーによって、本当に危なかった状況から救われたという例です。

逆に防犯ブザーを鳴らしたのに、犯行を中断させることはできずに被害を受けてしまったという例は、私自身の対応してきた被害者の中にはいません。
探せばそういう例もあるとは思いますが、そもそも実際に使用したというケースが少ないのです。

ですので、結論としては「絶対」ではないが、大いに役立つ時もある、ということだと思います。

それよりも多かったのが、持っているのに使用できなかったという例です。

防犯ブザー自体まだまだ持っている人は少ないのですが、持っていても使用すべき時に使用できていない人が多いのです。

その理由としては、持っているだけで、使用できる状態になっていなかったためです

もっと具体的に言うと、ほとんどの人がバッグの中に入れていたのです。

バッグの中に入れていては、いきなり体を押さえつけられたり、バッグ自体を奪われてしまっては使用することができません。

そういうケースが多かったです。

または、犯罪に遭った時というのは平常心を失いますから、防犯ブザーを持っていること自体を忘れてしまったという人も多かったです。

正しい使い方、携帯の仕方は

上記のように、

・すぐに使えない

・持っていることを忘れてしまう

ということを防ぐためには、バッグの中に入れるのではなくて、衣服などに直接結着する必要があります。
例えば、ポケットの中に入れるとか(女性の服では難しいかもしれませんが)、または、ほとんどの防犯ブザーには開閉クリップが付いていますので、ベルト穴などに通して付けるのもいいと思います。

何かあった時に、バッグを開けて中を探すという作業をせずに、すぐに手で触れる状態で携帯する必要があります。

面倒だし、服装によっては付けずらい時もあるかもしれませんが、24時間そうしている必要はありません。当然ですが、自宅や職場にいる時、電車に乗っている時などは不要です。

電車を降りて夜間帯に人通りの少ない道を歩く時や、一人暮らしでマンションやアパートの建物に入る時など、危険のリスクが高い時だけ使用できる状態で携帯すれば充分です。

酔っている時もとても危険です。

最近の防犯ブザー

最近は防犯ブザーも、かなりの種類が作られています。
やはりピンキリです。

500円くらいの物から、7千円くらいの物まで色々です。

選ぶ際のポイントとしては

・本体自体の値段

・維持費用
必ず電池を使用しますが、使用する電池の種類は様々です。値段の高い電池を使う物だと、本体が安くても買ってからコストが掛かるようになります。
また、電池の消費・持ち、も様々です。

・性能
音量や使いやすさ(最低でも80デシベルの音量は必要だと思います)
また最近は、防犯ブザーとしてだけでなく、歩数計などと一体になった高機能の物もあります

・デザイン、カラー
衣服に身につけると目に付く状態になりますので、デザインやカラーも無視できないと思います

こういったあたりを検討して選ばれるといいと思います

せっかくの機会だったので、私自身も色々調べてみました。

その中で私が実際に購入して、子どもに持たせている防犯ブザーは↓こちらの記事で紹介しています↓。

→ 小学生に持たせる防犯ブザーは、サイレンだけでなく悲鳴をあげてくれる物にすべき

 

防犯ブザーはそれだけでどんな犯罪からも守ってもらえるような物理的な抑止力はありません。

しかし上記のように、命の恩人になったケースも実際にはあります。

今回の記事が、ご自身の身を守るためにも、一度検討してみる機会になってほしいと思っています

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